
「ピンクや黄色のイカ」は
傷んでいるわけではありません
実は
加工場では
当たり前に知っている理由があります
知らないだけで
「食べられるもの」が敬遠されてしまうのは
とてももったいないこと
今日は
そんなイカのお話です
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このブログは
九州・唐津から
無添加干物・海産物を製造・卸売直売
しています
海産物屋の3代目の嫁が
海産物の良さを発信していきます!
海産物で
食卓と家族をつなぎ
時代と時間(トキ)をつなぐ
笑顔の架け橋となる
「つなぐ」を大切に
商品に人に誠実に付き合う
乾物屋のおばちゃんの独り言です
気軽によっていかんねぇ〜^ ^
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午後
イカの加工が入っていた日
山さんが
ピンクとか黄色のイカが
何枚かありますよ
と言いました
「ピンク?」
「黄色?」
そう思いますよね
今日は
ピンクのイカのお話です

岩本商店の干物セットの中でも
人気があるのが
「イカの一夜干し」
皆さん
本当にイカが大好きです
お刺身でも
焼いても
揚げても
干しても
燻製にしても
何をしてもおいしい
大人も子どもも大好きな食材です
岩本商店では
スルメイカの一夜干し
ヤリイカの一夜干し
を作っています
加工していると
イカにはいろいろなことが起こります
まず
イカには血がありません
加工中に出る黒いものは
血ではなく墨です
うちはベテランさんばかりなので
内臓と一緒に
墨袋を上手に取り外します
でも
包丁の先が当たったり
手が当たったりして
墨袋が破れることがあります
すると
まな板は真っ黒
しかも
墨はなかなか落ちません

だから
すぐにしっかり水で流します
イカの身についた墨も
きれいに洗えば
ほとんど落ちます
でも……
墨より手ごわいものがあります
それが
「肝(キモ)」です
イカの肝は
塩辛にも使われる
おいしい部分ですが

加工する人間にとっては
ちょっと厄介なんです
肝が破れやすい理由は
主に2つあります
① 鮮度が少し落ちている
② トロ箱の中や運搬中にイカ同士が重なり
重みで肝がつぶれてしまう
そうすると
白いイカの身に
肝の色がついてしまいます

この色は
水で洗っても
なかなか落ちません
私たちは見慣れているので

あ~また肝がついとる!
くらいの感覚です
でも
初めて見る人は
えっ?このイカ、大丈夫?
と思ってしまいます
気持ちはよく分かります
真っ白な身だからこそ
少し色が付いただけでも
とても目立つんです

でも
これは傷んでいるわけではありません
肝の色が付いただけ
味が変わることもありません

こういうことは
加工している人には当たり前でも
お客様は
知る機会がありません
だから私は
こうしてブログで
伝えていきたいと思っています
知らないから敬遠してしまう
そんな「もったいない」を
少しでも減らしたい
見た目だけで
食べられる魚やイカが
廃棄されることが少しでも減れば
それは
大切な水産資源を守ることにも
つながっていきます
魚もイカも
命をいただく食べ物です
だからこそ
見た目だけで判断せず
正しく知って
最後までおいしく食べていただけたら
海産物屋として
こんなにうれしいことはありません


岩本商店で働くまで
知らなかった!
というスタッフさんもいますし
そんなものだと思います
色んな意味で
海産物と皆さんをつなぐお手伝いが
できればうれしいです


